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■作詩家・作家生活50周年記念アルバム 
『なかにし礼と75人の名歌手たち』発売


  2015/11



なかにし礼がこの50年の間に世に送り出した名曲の数々を、オリジナル歌手の歌唱で振り返るコンピレーションアルバムを発売。
なかにし作品のメイン作品を抜粋選曲し、レーベルを越えて全85曲収録、4枚組CD。選曲、監修はなかにし礼本人。時代を追って収録することで、50年の足跡を辿るとともに、なかにし礼が生きてきた、戦後から平成にかけての世相や時代背景も振りかえります。(日本コロムビアサイトより)

日本コロムビアより2015年11月18日発売
全85曲収録 4枚組CD
徳光和夫氏との対談によるライナーノーツを含む豪華ブックレット付きCD
企画・監修・選曲:なかにし礼

【収録曲目 / 歌手】

DISC-1
1. 知りたくないの / 菅原洋一
2. 涙と雨にぬれて / 田代美代子、和田弘とマヒナスターズ
3. 恋のハレルヤ / 黛ジュン
4. 恋のフーガ / ザ・ピーナッツ
5. 恋のかたみは泪だけ / 西田佐知子
6. 恋の別れ道 / 加藤登紀子
7. 愛情 / 園まり
8. 愛する君に / ザ・ゴールデンカップス
9. 愛のさざなみ / 島倉千代子
10. エメラルドの伝説 / ザ・テンプターズ
11. 愛の芽ばえ / 水原弘
12. 知りすぎたのね / ロス・インディオス
13. 天使の誘惑 / 黛ジュン
14. 花の首飾り / ザ・タイガース
15. 美しき愛の掟 / ザ・タイガース
16. 涙の日曜日 / ザ・スパイダーズ
17. それはキッスで始まった / ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
18. 愛ある限り / 吉永小百合
19. 君は心の妻だから / 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
20. 酒のめば / 植木等とクレイジー・キャッツ
21. 人形の家 / 弘田三枝子
22. ドリフのズンドコ節 / ザ・ドリフターズ
23. 港町ブルース / 森進一
24. 今日でお別れ / 菅原洋一

DISC-2
1. 恋の奴隷 / 奥村チヨ
2. 夜と朝のあいだに / ピーター
3. 愛のフィナーレ / ミルバ
4. 雨がやんだら / 朝丘雪路
5. 悲しみのアリア / 石田ゆり
6. 悲しみは女だけに / 浅丘ルリ子
7. あなたならどうする / いしだあゆみ
8. 昭和おんなブルース / 青江三奈
9. 手紙 / 由紀さおり
10. 男は黙って勝負する / 都はるみ
11. 暗い港のブルース / ザ・キングトーンズ
12. 無駄な抵抗やめましょう / ちあきなおみ
13. 別れの朝 / ペドロ&カプリシャス
14. 夜が明けて / 坂本スミ子
15. 京のにわか雨 / 小柳ルミ子
16. おんなの夢 / 小川知子
17. 五月のバラ / 尾崎紀世彦
18. グッド・バイ・マイ・ラブ / アン・ルイス
19. サバの女王 / グラシェラ・スサーナ
20. 京都ブルース / 藤圭子
21. 愛の詩を今あなたに / 布施明
22. バラの誘惑 / 山口百恵
23. フィーリング / ハイ・ファイ・セット
24. 心のこり / 細川たかし

DISC-3
1. 石狩挽歌 / 北原ミレイ
2. ためらい / 雪村いづみ
3. 哀愁のシンフォニー / キャンディーズ
4. わたしの人生 / 江利チエミ
5. ANAK(息子) 杉田二郎
6. 時には娼婦のように / 黒沢年男
7. あなたしか見えない / 伊東ゆかり
8. サンタマリアの祈り / 西城秀樹
9. めぐり逢いふたたび / 杉良太郎
10. 思いやり / 小林旭
11. 紙の指輪 / 松平健
12. 北酒場 / 細川たかし
13. まわり道 / 琴風豪規
14. あさくさ物語 / 水前寺清子
15. 虞美人草 / 五木ひろし
16. ホテル / 島津ゆたか
17. 愛は別離 / 川中美幸
18. 積木の城 / 八代亜紀
19. 花の時・愛の時 / 前川清

DISC-4
1. AMBITIOUS JAPAN! / TOKIO
2. リメンバー / 佐藤しのぶ
3. ラ・ボエーム / 美輪明宏
4. バラ色の未来 / 森昌子
5. 櫻 / 氷川きよし
6. 星に抱かれて / 小林幸子
7. It's my life 〜私の人生 / 中尾ミエ
8. 愛、とどきますか / 和田アキ子
9. 風の盆恋歌 / 石川さゆり
10. まつり / 北島三郎
11. サヨナラ横浜 / 石原裕次郎
12. わが人生に悔いなし / 石原裕次郎
13. さくらの唄 / 美空ひばり
14. われとわが身を眠らす子守唄 / 美空ひばり
15. 終りなき旅 / 美空ひばり
16. 帆のない小舟 / なかにし礼
17. ハルピン一九四五年 / なかにし礼
18. 歓喜の歌 ベートーヴェン交響曲第9番より / 堤俊作(指揮)
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
 秋山恵美子、鈴木寛一、安念千恵子、宮原昭吾

 

■「戦後70年、日本の今語る」

2015/08



デイリースポーツ 2015年8月15日 掲載

−がんの再発が判明してから約半年。現在の状態は。
「がんは現段階ではほぼ消えました。腫瘍マーカーも正常値以下。一般的に言えば、治ったとなる。よく死なないでここまで来たと実は思っています」

最初に食道がんが見つかったのは12年2月。陽子線治療が実り、同10月に仕事復帰。だが、今年2月に食道横のリンパ節に再発。手術は不完全に終わっていたという。
「リンパ節が気管支にくっつき一時は穿破(せんぱ=がんが壁膜を破って他臓器に侵食すること)の心配がありました。壁を破ったら最期と随分切迫した状態を過ごしたのですが、現状は危険性もうせたであろうと。抗がん剤は4回やり、衰弱しましたが立ち直っているところです」

−戦後70年。闘病を続けながら安保関連法案などをめぐる、日本の動きを、どう見ていたのか。
「第2次安倍政権は、日本の歴史上、類を見ないほど、政治の上でルール違反を犯しています。安倍さんの時代になり戦前の日本が唱えていた国家主義のようなものが突然、言い出され始めた。政治が迷路というか、悪路に入り込んでいる」

−70年前の8月9日、ソ連が満州に侵攻し、暮らしていた牡丹江から軍用列車でハルピンに脱出した。壮絶な体験をどう捉えているのか。
「今、サンデー毎日に連載中の『夜の歌』という小説は、戦争体験が自分をどう作り上げてきたかを書いています。僕が書いた歌や小説に色濃く映っているわけですから」
「えげつなさ、浅ましさ、裏切り、暴力、残虐性、卑怯(ひきょう)、戦争は人間の悪い面すべてを見せる。それを心の中の開かずの部屋に密閉して生きてきましたが、徹底的に思い出さないと、と自分に命じています」
「日本は、戦争を知らない政治家がトップにいる。戦争を知らないで、今、戦争を画策するような法律をいじっているわけで、本当に危険です。まして、憲法解釈、解釈改憲なんてのは最悪。作家の大岡昇平が言ったように『戦争を知らない人間は半分は子供である』(「野火」より)ですよ」

−数多く歌っている恋愛やエロスは、ご自身の戦争体験とどうつながるのか。
「恋だの、愛だの、キスだの、そんなばかなことを書くことが平和。だから僕は、戦後、ばかなことを書きまくった。それが平和の象徴であり、自由の象徴であるわけです」

−最近は平和を訴える曲も。
「去年、『平和の申し子たちへ』という詩集を出したら結構、反響があった。『どうしたの?硬派になって』と言われましたが、平和を訴えるのは、実は軟派な作業。裸でふるちんでいい。それを分かってもらうために作詩家もやり、作家もやり、エロも書き、笑いも書く」

−今は窮屈な時代になったのでは。
「芸能界も窒息寸前ですよ。みんな自由にものを書けない。僕たちは戦後の自由と平等、平和を謳歌(おうか)しながら作品を書いた。戦前に対する甘美な復讐という表現もできる。自由を謳歌した楽しい成果でもある」
「今の人たちは謳歌する自由もない。日本は非常に暗くて何もない時期。言葉が政治家にぶっ壊されたというのはある。積極的平和主義だとか、憲法すら法的根拠はいらないと言われる時代。日本人の精神的価値は崩壊してしまった。もう一度、立て直さないと」

−今後、何をなすべきと考えているのか。
「作詩家がいて作曲家がいて歌がありますが、歌手の存在感は大きくて、結果、誰々が歌った歌になる。それで、歌手への敬意、ありがとうを伝えるために、アルバムを作ろうと考えています」

−小説、アルバム制作と意欲は尽きない。
「僕は歌を通して昭和と関わり合った。昭和という時代の関わり合いの深さに、自分で納得がいけば、存在価値を持てるんじゃないかな。その後は、命があるか分からないから。何とか死なないで、今年いっぱい。小説を書き上げる、来年の夏まで持たせようという感じですよ」

(強い決意をにじませるように)
「今、いる所が最終ベースキャンプ。ここで闘うしかない。元芸術家、元作家なんて言葉はない。引退はないわけですから、頑張りますよ」

(デイリースポーツ記事より抜粋)

デイリースポーツサイト→


 

 

■「平和はもっと自由で華やかなもの」

2014/10



東京スポーツ 2014年10月13日 掲載

ベストアルバム「ゴールデン☆ベスト なかにし礼〜道化師の楽屋」発売、アルバムに込めた平和への思いが東京スポーツに掲載されました。

「戦争反対とか護憲だとか原爆反対、原発反対とか、既成の団体が言ってきたことを間違いとは言いませんが、僕としては平和というものはもっと広々としていて、もっと自由でもっと華やかで、団体の人たちが唱えたりするようなものではないという認識が昔からありました」

「こういう、ときにわいせつで、ときに不道徳で、ときに公序良俗に反するような歌を書いてきたわけで、そういうものを書くという自由も平和の大きな象徴」

「国が右傾化したり軍国主義化したりすると、愛国心、謹厳実直、質実剛健と、四角四面になっていくけどもそれではいけないんだと。もっとおおらかな、自由な人間の姿をもっと色鮮やかに保っていかないと砂漠のような人間社会になってしまうという、ある種の警告というかそういうものを込めてやってみた」

(東京スポーツ記事より抜粋)


 

 

■平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう

2014/07



毎日新聞 2014年07月10日 東京夕刊 掲載

集団的自衛権行使容認が閣議決定された7月1日、毎日新聞からの依頼によりなかにしが書いた詩の全文です。

題名は「平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう」。

「僕自身も泣きながら、ですから。日本がこんな国になってしまって悲しくて仕方ない。特定秘密保護法を先につくって、次は集団的自衛権。『戦争だから』と自由に発言できない時代はすぐそこです」(なかにし 毎日新聞記事より)

 

 平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう

 

 二〇一四年七月一日火曜日

 集団的自衛権が閣議決定された

 この日 日本の誇るべき

 たった一つの宝物

 平和憲法は粉砕された

 つまり君たち若者もまた

 圧殺されたのである

 こんな憲法違反にたいして

 最高裁はなんの文句も言わない

 かくして君たちの日本は

 その長い歴史の中の

 どんな時代よりも禍々(まがまが)しい

 暗黒時代へともどっていく

 そしてまたあの

 醜悪と愚劣 残酷と恐怖の

 戦争が始まるだろう

 ああ、若き友たちよ!

 巨大な歯車がひとたびぐらっと

 回りはじめたら最後

 君もその中に巻き込まれる

 いやがおうでも巻き込まれる

 しかし君に戦う理由などあるのか

 国のため? 大義のため?

 そんなもののために

 君は銃で人を狙えるのか

 君は銃剣で人を刺せるのか

 君は人々の上に爆弾を落とせるのか

 若き友たちよ!

 君は戦場に行ってはならない

 なぜなら君は戦争にむいてないからだ

 世界史上類例のない

 六十九年間も平和がつづいた

 理想の国に生まれたんだもの

 平和しか知らないんだ

 平和の申し子なんだ

 平和こそが君の故郷であり

 生活であり存在理由なんだ

 平和ぼけ? なんとでも言わしておけ

 戦争なんか真っ平ごめんだ

 人殺しどころか喧嘩(けんか)もしたくない

 たとえ国家といえども

 俺の人生にかまわないでくれ

 俺は臆病なんだ

 俺は弱虫なんだ

 卑怯者(ひきょうもの)? そうかもしれない

 しかし俺は平和が好きなんだ

 それのどこが悪い?

 弱くあることも

 勇気のいることなんだぜ

 そう言って胸をはれば

 なにか清々(すがすが)しい風が吹くじゃないか

 怖(おそ)れるものはなにもない

 愛する平和の申し子たちよ

 この世に生まれ出た時

 君は命の歓喜の産声をあげた

 君の命よりも大切なものはない

 生き抜かなければならない

 死んではならない

 が 殺してもいけない

 だから今こそ!

 もっともか弱きものとして

 産声をあげる赤児のように

 泣きながら抵抗を始めよう

 泣きながら抵抗をしつづけるのだ

 泣くことを一生やめてはならない

 平和のために!




 

 

■新刊「天皇と日本国憲法 反戦と抵抗のための文化論」刊行

2014/03



2014年3月8日 毎日新聞社より。

「日本国憲法は世界に誇る芸術作品」とするなかにし。人間を尊重し、戦争に反対する普遍性的で美しい理想を胸に、いま、生まれ変わるときと説く。

天皇と憲法をめぐる戦後秘話を語り、文化の力による新たな平和主義を思索する書。


天皇と日本国憲法

 

■新刊「生きる力 -心でがんに克つ-」刊行

2012/12



2012年12月20日 講談社より。

「私は従容として死におもむくべしと、己に言い聞かせる。と同時に、昨日まで暮らしていた世の中が蜃気楼のように、おぼろに遠のき消えていく。その現実感に慄然とする。ならば、生きることを願おうか。」(前書きより)

ステージ3の食道がん。医者はみな「抗がん剤・手術・放射線」を治療の三種の神器と唱え、手術による切除を強く勧める。だが、心臓に不安を抱えるなかにしは、切らずに治す方法は本当にないのかと疑問を抱き、消化器外科医、抗がん剤治療の名医、内視鏡手術のゴッドハンド医師、緩和治療の専門医と訪ね歩く。ついに「陽子線治療」という最先端医療技術に辿り着き、手術をせずに食道がんを消すことができた。がんとの戦いから復帰までを書き下ろしたエッセイ。


生きる力

 

■新刊「人生の教科書」刊行

2012/06



2012年6月27日 ワニブックスより。

今まで誰も教えなかった「自分の磨き方」、いつの時代にも普遍的な人生の必修科目を伝授。
「ここで述べたことは『これを忘れなければ充実した人生を送れるであろう』という大きな意味でのアドバイスだ。」(本文より)

自身の経験を基に、成長するための実践術を説く。

・内容(一部):自分の存在を全肯定せよ/『カラマーゾフの兄弟』を読め!/恋は自分の意志で落ちるもの/結婚生活は「1+1=2」ではない/自殺したくなったら遺書を書け/会話は「プチ礼賛」でうまくいく/待ち合わせは「戦い」であると心得よ/なぜ人には裏の顔があるのか/苦難を克服すると快感が待っている
・巻末には2012年3月に公表した食道がんについて綴る随筆も収録。



人生の教科書

 

■なかにし礼訳 日本語による第九“歓喜の歌”公演
 12月1日 東京文化会館にて開催されました

  2011/12



おかげさまで公演は成功裏に幕をおろすことができました。
暖かいご支援・ご声援、ありがとうございました。
また、ご来場の皆様には義援金への多大なるご厚志、
感謝申しあげます。


第九"歓喜の歌" なかにし礼訳 日本語による その1


第九"歓喜の歌" なかにし礼訳 日本語による その2


第九"歓喜の歌" なかにし礼訳 日本語による その3


第九"歓喜の歌" なかにし礼訳 日本語による その4


未曾有の震災からの復興に力を合わせて取り組むべき今こそ、「歓喜にみちびく光を日本の空に!」との願いを込めた日本語による第九の演奏で心を一つにしようという催しです。
当日会場にて寄せられたご厚意は「あしなが育英会」を通じ、震災で親を失った子どもたちの支援に役立たせていただきます。

日時:12月1日(木) 18:30開演(17:00開場)
会場:東京文化会館(大ホール)
曲目:ベートーヴェン「エグモント」序曲/ベートーヴェン 交響曲第9番<合唱>
総プロデュース:なかにし礼
指揮:新田 孝
出演:澤畑恵美(S)/山下牧子(A)/福井敬(T)/福島明也(Br) 
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
合唱:なかにし礼訳詩による「第九」を歌う会/21世紀光の会合唱団

主催:復興支援第九の会(東京都港区赤坂6-9-1-1102 なかにし礼事務所内)
協力:なかにし礼事務所 / 21世紀オペラ実験劇場・光の会
制作・舞台統括:オフィストーク
後援:(株)テレビ朝日 / (株)東京スポーツ新聞社

特別協賛: サントリーホールディングス(株) / セガサミーグループ /
日本マクドナルド(株)
協  賛: (50音順)
アンファー(株)/ 川崎重工業(株) / グリーンコア(株) /
(株)幻冬舎 / 全日本空輸(株) / 東京海上日動火災保険(株) /
(株)東京スポーツ新聞社 / トヨタ自動車(株) / (株)永谷園 /
(株)日音 / 日本カルミック(株) / 日本精工(株) /
東日本旅客鉄道(株) / 富士フイルム(株) / 三菱鉛筆(株) /
(株)明治座 / ユニデン(株)
制作協力: 公益財団法人東京二期会 / 認定NPO法人おんがくの共同作業場
(株)セキツウ / (株)日音 / (株)クラップスアイビー


■『助六由縁江戸桜』河東節に出演しました

  2010/04



4月4日・10日・25日の3日間、歌舞伎座さよなら公演 "御名残四月大歌舞伎"『助六由縁江戸桜』の河東節(かとうぶし)に、なかにし礼が出演しました。
写真は4月25日のものですが、実は、なかにしはこれまでも度々河東節(十寸見会)に参加しています。始めは平成12年1月、「長崎ぶらぶら節」で第122回直木賞を受賞したその時のことです。今回の『助六』は、改築でしばらく休館となる現歌舞伎座の事実上最後の演目にふさわしい豪華な顔ぶれ。御簾ごしに伝わる舞台・客席の熱気も相まって、また一つ思い出深い河東節出演になったようです。
(5月15日・16日、新橋演舞場の『助六由縁江戸桜』にも出演しました)



■世界は俺が回してる(単行本)刊行

  2009/12



2009年1月1日から産経新聞に連載された小説「世界は俺が回してる」刊行。黎明期のテレビ業界に身を投じ、後に世界の音楽業界を巻き込んだ大イベント「東京音楽祭」をはじめ、さまざまな音楽番組を作り上げた伝説のプロデューサー、渡辺正文。戦後日本の華やかな芸能界を舞台に、自由かつ破天荒な生涯を貫いた男の生涯を描く長編小説。

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009年12月18日発売 1,800円(税別)

「これはね、実名じゃないと書けなかったんですよ。日本の戦後の音楽シーンを書く上で外せない人物がたくさんいますから。・・・そういった芸能界の逸話を書き残しておきたいという気持ちもありました。」

「彼は、本当にすごい個性の持ち主で、空中を飛んでいるような感じの人でしたね。時代性もあるんだとは思いますが、彼のような人は、もう二度と現れないでしょうね。」

「ジャズを聴きながら書きました。いつもジャズ。そうしないと、ナベさんのノリにならないんですよ。書く前に聴いたり、休憩のときにかけたり。書くところにかかわりのあるものを聴いていました。『A列車でいこう』という話を書くときは、その曲のノリが感じられる文体で表現しようと考えたんです。その辺は大事にした部分ですね。音楽が鳴っている小説というのは、音楽に関わっている人間にしか書けないであろうし、僕が書くべきだと思っていますから。」

(角川書店「本の旅人」インタビューより抜粋))


■世界は俺が回してる(CD)発売

  2009/12



小説「世界は俺が回してる」のイメージ・サウンドトラック。
小説は、昭和の歌謡曲全盛期をなかにし礼とともに駆け抜けた元TBSのプロデューサー渡辺正文の生きざまを当時の音楽とシンクロさせながら描く。クラシック、ジャズ、ポップス、歌謡曲…、ストーリーのキーとなる22曲を収録したイメージサントラアルバム。

ソニー・ミュージックダイレクト  2009年12月23日発売 2,000円(税別)

【収録曲目】

1. ラプソディ・イン・ブルー
2. ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 3.Allegro scherzando
3. A列車で行こう
4. バナナ・ボート
5. 黄金の腕
6. ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー
7. マンボ No.5
8. 恋する二人
9. 赤坂の夜は更けて
10. ブルー・シャトウ
11. 太陽の彼方に
12. 歌劇「椿姫」~第1幕 花より花へ
13. 17才
14. 私が生まれて育ったところ
15. 別れの朝
16. 燃える恋人
17. 私は泣かない
18. 愛の記憶
19. 幼い子供のように
20. ミドリ色の屋根
21. 天使のささやき (日本語バージョン)
22. 夜のストレンジャー


■「長崎ぶらぶら節」
  
東京芸術劇場中ホールで、文学座により上演されます。

  2008/2



作:なかにし礼
演出:鵜山 仁

【公演日】
2008年3月4日(火)〜3月10日(月)

【会場】
東京芸術劇場 中ホール

【出演】
本山可久子、赤司まり子、平淑恵、清水馨、太田志津香、北村由里
岡寛恵、草野万葉、松山愛佳、頼経明子、藤崎あかね、渋谷はるか
寺田ゆい/金内喜久夫、石川武、渡辺徹、高橋広司、大原康裕
吉野正弘、助川嘉隆、木津誠之、城全能成、佐川和正/阿嘉真理乃
鈴木彩香

【お問合せ】 文学座 03-3351-7265(10時〜18時/日曜・祝祭日を除く)


■真説・山椒太夫「世界劇・黄金の刻(とき)」〜愛と永遠の絆〜
  
作/なかにし 礼  作曲/小六禮次郎

 TEPCO・1万人コンサート 17th
  2007/8



【日時】2007年9月29日(土)

【会場】日本武道館

【主催・企画】東京電力株式会社

【入場について】
東京電力により抽選でご招待。応募方法は料金お知らせ票などに掲載されます。

【「TEPCO・1万人コンサート」について】
第一作目、オラトリオ『ヤマトタケル』〜愛と平和への出発〜(平成元年より)
第二作目、新かぐや姫伝説・世界劇『眠り王』〜愛とまごころの約束〜(平成11年より)
そして昨年、平成18年秋に初演となった第三作目が、
真説・山椒太夫「世界劇・黄金の刻(とき)」〜愛と永遠の絆〜
今回、TEPCO・1万人コンサート17thとして、「世界劇・黄金の刻(とき)」が再演となります。

【概 要】
なかにし礼が、安寿と厨子王の物語を、演劇・舞踏・オペラを融合させた世界劇として現代に蘇えらせます。
オーケストラ、和太鼓、4千人の大合唱。大掛かりな舞台装置に、引き抜きを含む絢爛たる衣裳。現代のテクノロジーを駆使した照明・音響。
役者が演じ、ソリストが歌い、ダンサーが踊り、舞踏家が舞う…、幻想的かつ壮大なスケールの総合舞台芸術が日本武道館いっぱいに繰り広げられます。



芸術総監督・・・・・・・・・・・・・・・・・・なかにし礼
音楽監督・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小六禮次郎
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・堤俊作

(出演)
里見浩太朗
平 淑恵
牧瀬里穂
朝海ひかる
中田喜子
林与一

麿 赤兒
ダレン・リー

佐藤しのぶ
錦織 健
澤畑恵美
福島明也
秋葉京子
久保和範
蔵田雅之
加茂下 稔

大駱駝艦

D-Spirits
万華鏡
MOBAアカデミア

(演奏)
ロイヤルメトロポリタン管弦楽団
小林正道と大江戸助六太鼓

(コーラス)
TEPCOふれあい合唱団

(合唱指揮)
栗山文昭

(司会)
大下容子



■ロシアへ取材に
  2006/7



7月3日〜7日、「戦場のニーナ」の舞台であるロシアのエカテリンブルグに取材に行きました。
写真は、ルナチャルスキー劇場前でのスナップです。

大陸気候のため、訪れた時は気温が6度!
現地の人はみなオーバーを着込んでいました。当地でなかにしはコートを買いました。
写真で着ているのは、そのコートです。


■真説・山椒太夫「世界劇・黄金の刻(とき)」〜愛と永遠の絆〜
  2006/5



【日時】2006年9月30日(土)

【会場】日本武道館

【主催】東京電力株式会社

【入場について】
東京電力により抽選でご招待。応募方法は料金お知らせ票などに掲載される予定。

【「TEPCO・1万人コンサート」について】
第一作目、オラトリオ『ヤマトタケル』〜愛と平和への出発〜(平成元年より)
第二作目、新かぐや姫伝説・世界劇『眠り王』〜愛とまごころの約束〜(平成11年より)
そして今年、平成18年秋に初演となる第三作目が、
真説・山椒太夫「世界劇・黄金の刻(とき)」〜愛と永遠の絆〜

【概 要】
なかにし礼が、安寿と厨子王の物語を、演劇・舞踏・オペラを融合させた世界劇として現代に蘇えらせます。
オーケストラ、和太鼓、4千人の大合唱。大掛かりな舞台装置に、引き抜きを含む絢爛たる衣裳。現代のテクノロジーを駆使した照明・音響。
役者が演じ、ソリストが歌い、ダンサーが踊り、舞踏家が舞う…、幻想的かつ壮大なスケールの総合舞台芸術が日本武道館いっぱいに繰り広げられます。



作・詩・演出・芸術総監督・・・・・・・なかにし礼
作曲・編曲・音楽監督・・・・・・・・・・小六禮次郎
振付・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダレン・リー
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・堤俊作
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロイヤルメトロポリタン管弦楽団
                      大江戸助六太鼓
合唱・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TEPCOふれあい合唱団

山椒大夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・里見浩太朗(歌唱・福島明也)
芳乃(母)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐久間良子(歌唱・佐藤しのぶ)
安寿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・常盤貴子(歌唱・唐澤まゆこ)
厨子王・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彩輝なお(歌唱・小貫岩男)
山岡大夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・林与一
小萩(乳母)・・・・・・・・・・・・・・・・・・多岐川裕美(歌唱・秋葉京子)
鏡の大王・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・麿赤兒(歌唱・久保和範)
鏡の精たち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大駱駝艦
闇の魔王・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダレン・リー (歌唱・蔵田雅之)
悪霊たち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三木雄馬、 桑原文生ほか6名
安寿の精たち・・・・・・・・・・・・・・・・万華鏡
民たち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・RAKUDO
                     万華鏡
語り部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新垣勉



■文学座公演 戯曲「赤い月」   2005/6

なかにし礼が戯曲を書き、2005年8月〜10月、公演が行われました。

文学座公演 戯曲「赤い月」

■作:なかにし礼
■演出:鵜山 仁
■出演:南一恵・平淑恵・立石まゆみ・草野万葉・上田桃子/塾一久・石田圭祐・石川武・大滝寛・今村俊一・鈴木弘秋・石橋徹郎・川辺邦弘・長谷川博己/尾崎愛・松垣陽子・川口潤・塩川真人

■公演日程・会場
8/23(火)〜9/2(金)
 東京:紀伊國屋ホール
9/6(火)〜10(土)
 高知県高知市:高知県民文化ホール・オレンジ
9/11(日)
 高知県須崎市:須崎市民文化会館
9/13(火)〜14(水)
 香川県高松市:香川県県民ホール・アクトホール
9/15(木)
 香川県丸亀市:丸亀市民会館
9/16(金)〜18(日)
 徳島県徳島市:徳島市文化センター
9/21(水)
 徳島県阿南市:阿南市民会館
9/22(木)
 徳島県鳴門市:鳴門市文化会館
9/23(金)〜24(土)
 愛媛県松山市:愛媛県県民文化会館・サブホール
9/25(日)
 愛媛県今治市:今治市公会堂
10/4(火)
 桐蔭メモリアルホール
10/5(水)〜6(木)
 兵庫県姫路市:姫路市文化センター・大ホール
10/7(金)〜9(日)
 兵庫県神戸市:神戸文化ホール・中ホール
10/10(月)〜11(火)
 京都府京都市:京都会館 第2ホール
10/12(水)
 滋賀県彦根市:ひこね市文化プラザ・グランドホール
10/14(金)〜16(日)
 和歌山県和歌山市:和歌山市民会館・小ホール
10/17(月)
 大阪府阪南市:阪南市立文化センター・サラダホール
10/18(火)
 和歌山県那賀郡粉河町:粉河ふるさとセンター・大ホール
10/20(木)
 大阪府貝塚市:貝塚私立文化会館・コスモスシアター 大ホール
10/21(金)〜22(土)
 大阪府大阪市:森ノ宮ピロティホール

■豪華6枚組CD 『東京の空の下、人生は過ぎゆく
(Sous le Ciel de Tokio  La Vie S'en Va)』発売
2004/7
〜あの『銀巴里』が蘇る〜
なかにし礼のシャンソン訳詩の代表曲を日本を代表するシャンソン歌手が歌った名演100曲
(1991年2月・訳詩リサイタル『さらば銀巴里』にて収録)に、なかにし礼自作自演の代表曲
(『時には娼婦のように』他)を加えた豪華6枚組セット。
【発売元】(株)ポリスター/(株)プライエイド・レコーズ
【販売元】ユニヴァーサルミュージック(株)
【お問合わせ】(株)日音アーティスト03−5562−3794(担当:平井)
オンラインでのご購入は、こちら。MUSIC100.JPへどうそ。

■収録曲一覧(曲名・作曲・歌手)

さらば銀巴里/なかにし礼シャンソン詩集 第1夜 訳詩(全曲)
Disc-1
1 セ・ラムール C'est l'amour L・ギャスト 石井晶子
2 想い出の瞳 Et pourtant G・ガルヴァレンツ 石井晶子
3 君を待つ Je t'attends G・ペコー 川島 弘
4 おゝわが友よ C'etait mon copain G・ペコー 川島 弘
5 闘牛 La corrida G・ペコー 川島 弘
6 そして今は Et maintenant 川島 弘
7 さらばカプリ Capri c'est fini R・ヴィアール&M・ハスタマンズ 石井晶子
8 アンサンブル Ensemble S・アダモ 石井晶子
9 ラ・マンマ La mamma Ch・アズナブール 石井晶子
10 明日になれば Demain M・モノー 石井晶子
11 知らない街 La ville inconnue Ch・デュモン 深緑夏代
12 真珠色の想い出 La belle histoire d'amour Ch・デュモン 深緑夏代
13 ルシアン Mon vieux Lucien Ch・デュモン 深緑夏代
14 ジプシーの恋歌 Le gitan et la fille G・ムスタキ 深緑夏代
15 英霊たち Les grognards H・ジロー 深緑夏代
16 不思議ね Ca fait drole Ch・デュモン 深緑夏代
17 パダム・パダム Padam..Padam N・グランバーグ 深緑夏代
18 私の神様 Mon Dieu Ch・デュモン 深緑夏代
19 栄光への脱出 Exodus E・ゴールド 深緑夏代
20 愛の讃歌 Hymne a l'amour M・モノー 深緑夏代

第2夜  日高なみ(全曲) 訳詩&作詩
Disc-2
1 私は私 Je suis comme je suis J・コスマ
2 ジョリ・モーム Jolie Mome L・フェレ
3 ルシアン Mon vieux Lucien Ch・デュモン
4 異国の人 L'etranger M・モノー&ジュエル
5 ヴィアン・ムッシュ なかにし礼
6 オルガ Olga Ch・アズナーブル
7 マンダレーの唄 Mandalay song K・ワイル
8 リリー・マルレーン Lili Marleen H・ライブ
9 商売やめた なかにし礼
10 ムッシュウ・ルノーブル Monsieur Lenoble M・エメール
11 水夫のタンゴ Tango des matelots K・ワイル
12 夕暮の階調 Harmonie du soir L・フェレ
13 パイプ La pipe L・フェレ
14 踊る蛇 Le serpent qui danse L・フェレ
15 旅への誘い L'invitation au voyage L・フェレ
16 恋する二人の死 La mort des amants L・フェレ
17 不思議ね Ca fait drole Ch・デュモン
18 過ぎゆくはしけ Le chaland qui passe C・A・ピクシオ
19 これぞ愛 C'est l'amour M・モノー
20 愛する権利 Le droit d'aimer F・レイ

第3夜 訳詩&作詩
Disc-3
1 失なわれる心 A ma fille Ch・アズナブール しますえよしお
2 青春という宝 Sa jeunesse...entre ses mains Ch・アズナブール しますえよしお
3 詩人たち Les poetes L・フェレ しますえよしお
4 ラ・ボエーム La boheme Ch・アズナブール しますえよしお
5 兵士の別れ なかにし礼 しますえよしお
6 マンマ Mamma B・ケルビーニ 田代美代子
7 私の中の私 なかにし礼 田代美代子
8 運命密売人 なかにし礼 田代美代子
9 ムッシュウ・ウインター・ゴー・ホーム Monsieur Winter go home
   G・ペコー 田代美代子
10 あなたを迎えに Je reviens te chercher G・ペコー 田代美代子
11 メケ・メケ Me que, Me que G・ペコー 仲代圭吾
12 君は美しかった Elle etait si jolie A・バリエール 仲代圭吾
13 プロヴァンスの市場 Le marche de Province G・ペコー 仲代圭吾
14 コルネリュースの埋葬式 Le enterrement de Cornelius G・ペコー 仲代圭吾
15 ナタリー Nathalie G・ペコー 仲代圭吾
16 ジプシーの群 Les gitans H・ジロー 仲 マサコ
17 ジョリ・モーム Jolie Mome L・フェレ 仲 マサコ
18 私のいい人 Mon homme M・ヴァン 仲 マサコ
19 タンゴの時代 Le temps du tango L・フェレ 仲 マサコ
20 群衆 La foule A・キャブラル 仲 マサコ

第4夜 訳詩(全曲)
Disc-4
1 枯木の上 Sur l'arbre mort C・マンサール 阿部レイ
2 恋は一日のように L'amour c'est comme un jour Ch・アズナブール 阿部レイ
3 澄んだ泉のほとりで A la claire fontaine フランス民謡 堀内 環
4 私の恋 L'amour de moi フランス民謡 堀内 環
5 ナントの鐘 Les cloches de Nantes フランス民謡 堀内 環
6 お城の階段で Aux marches du palais フランス民謡 堀内 環
7 水夫の帰還 Brave marin フランス民謡 堀内 環
8 君だけが好き Je n'aimerai jamais que vous フランス民謡 堀内 環
9 水夫の唄 Chanson de marin フランス民謡 堀内 環
10 さくらんぼの実る頃 Le temps des cerises A・ルナール 堀内 環
11 闘牛士 Le toreador Ch・アズナブール 堀内 環
12 悪のかなたに M・トリニ 戸川昌子
13 人の気も知らないで Tu ne sais pas aimer G・ゾカ 戸川昌子
14 失われた恋 Amours perdues J・コスマ 戸川昌子
15 暗い日曜日 Sombre dimanche S・セレス 戸川昌子
16 リリー・マルレーン Lili Marleen H・ライブ 戸川昌子
17 終りが大切 A・アメリ 戸川昌子
18 道化芝居 R・ソフチ 戸川昌子
19 人々の言うように Comme ils disent Ch・アズナブール 戸川昌子
20 行かないで Ne me quitte pas J・ブレル 戸川昌子

第5夜 訳詩&作詩
Disc-5
1 あとには何もない Il n'y a plus d'apres G・ベアール 真木みのる
2 失われた踊り場 Le p'tit bal perdu G・ヴェリオール 真木みのる
3 ル・グロ・リュリュ Le gro Lulu H・パラルソン 真木みのる
4 百姓のおじいちゃん Gran' papa laboureur A・ポップ 真木みのる
5 私の玉手箱 Ton coeur est ma tirelire M・ミッシェル 真木みのる
6 ルノー王の哀歌 La complainte du roi Renaud フランス民謡 真木みのる
7 はるかなる友 L'ami lointain B・モクルソブ 真木みのる
8 パリに抱かれて Paris, tu m'as pris dans tes bras E・マシアス 芦野 宏
9 君を愛す J'aime S・アダモ 芦野 宏
10 指揮者は恋してる Le chef d'orchestre est amoureux G・リフェルマン 芦野 宏
11 旅芸人のバラード La ballade des baladins G・ペコー 芦野 宏
12 囚人の唄 Le galerien L・ポール ミュージカルアカデミー
13 チャオ・ベラ Ciao bellaイタリア民謡 芦野 宏とミュージカルアカデミー
14 オレンジ泥棒 L'orange G・ペコー 芦野 宏とミュージカルアカデミー
15 浜辺の娘 Les filles du bord de mer S・アダモ 芦野 宏とミュージカルアカデミー
16 詩人が死んだ時 Quand il est mort le poete
    G・ペコー 芦野 宏とミュージカルアカデミー
17 一週間あったら Si j'avoir une semaine
   G・ペコー 芦野 宏とミュージカルアカデミー
18 世界の子供たち Enfants de tous pays
   E・マシアス 芦野 宏とミュージカルアカデミー
19 愉快な人生 Qu'il fait bon vivre
   R・マールボー 芦野 宏とミュージカルアカデミー
20 さらば銀巴里 なかにし礼 なかにし礼とミュージカルアカデミー

Disc-6
なかにし礼自作自演集『帆のない小舟/なかにし礼』
1 時には娼婦のように
2 白い靴
3 猫につけた鈴の音
4 マッチ箱の火事
5 仮面舞踏会
6 ハルピン1945年
7 真夜中の自画像
8 生まれなかった子供への手紙
9 老いぼれドラマー
10 魔女に乾杯
11 復讐の紅いバラ
12 私の中の私
13 運命密売人
14 商売やめた
15 兵士の別れ
16 帆のない小舟


東京の空の下、人生は過ぎゆく
(Sous le Ciel de Tokio
La Vie S'en Va)
(全6枚組)

豪華ブックレット付き
新装丁ジャケット
(装画:宇野亜喜良)

収録全116曲の歌詞+なかにし礼
書下ろしライナーノーツ

なかにし礼自作自演の
代表曲をオリジナル音源で
収録(『時には娼婦のように』他)

■CD「なかにし礼セレクション《天上の音楽、大地の歌》」発売   2004/3

なかにし礼の同名著書に基づいた、クラシックコンピレーション・アルバム。
2004/03/24発売 2,500円 商品番号:UCCS-3001

収録曲
ブラームス:交響曲 第1番から 第1楽章 / フルトヴェングラー、ベルリン・フィル  星は光りぬ(プッチーニ:歌劇《トスカ》から) / ジュゼッペ・ディ・ステファノ  J.シュトラウス2世:ウィーンかたぎ / ウィリー・ボスコフスキー、ウィーン・フィル  コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8から 第1楽章 / シュタルケル  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番から 第1楽章 / ヘンリク・シェリング  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番から プレリュード / ミッシャ・マイスキー  ヘンデル:王宮の花火の音楽から / クリストファー・ホグウッド、エンシェント室内管  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番《月光》から 第1楽章 / バレンボイム  ベートーヴェン:交響曲 第9番《合唱》から第4楽章(抜粋) / カラヤン、ベルリン・フィル


天上の音楽・大地の歌
なかにし礼セレクション
(ユニバーサル)


■CD「昭和・忘れな歌〜なかにし礼アンソロジー〜」発売   2004/3

昭和に歌われた歌謡・ポップスを、テーマ別にまとめた3枚組CD。
2004/03/24発売 5,000円 商品番号:UICZ-4094

収録曲
[Disc 1] 恋のフーガ / エメラルドの伝説 / 知りすぎたのね / 誰もいない / 天使の誘惑 / 夕月 / 花の首飾り / 恋の奴隷 / 人形の家 / 夜と朝のあいだに / 雨がやんだら / 今日でお別れ / 暗い港のブルース / 別れの朝 / グッド・バイ・マイ・ラブ / 突然炎の如く / ANAK(息子) / 悲しい芝居 / 時には娼婦のように / 愛の証明
[Disc 2] 誰も誰も知らない / 涙と雨にぬれて / 愛のさざなみ / 君は心の妻だから / 港町ブルース / あなたならどうする / 手紙 / 恋の別れ道 / 五月のバラ / 愛情物語 / 石狩挽歌 / 心のこり / さくらの唄 / 思いやり / 北酒場 / まわり道 / まつり / ホテル / わが人生に悔いなし / 風の盆恋歌
[Disc 3] 愛のフィナーレ / ラ・マンマ / 恋心 / シャンゼリゼ・ブルース / 知りたくないの / 恋はせつなく / 青春のブルース / 時計をとめて / サバの女王 / シェルブールの雨傘 / 人々の言うように / リリー・マルレーン / ラ・ボエーム / 想い出の瞳 / さくらんぼの実る頃 / メケ・メケ / そして今は / 私の神様 / さらば銀巴里


昭和・忘れな歌
なかにし礼アンソロジー
(ユニバーサル)

■「石井好子とシャンソンの夕べ」に出演   2004/2

4月1日の朝日チャリティコンサート「石井好子とシャンソンの夕べ」に出演し、歌いました

難民救済を目的に、1996年から毎年、有楽町朝日ホールで開催され続けてきたコンサートです。


■週刊朝日に、小説を連載   2004/1

「黄昏に歌え−My Songs , My Stories」 1/2、9合併号から1年間連載

さて、みなさん・・・
ここで咳払いを一つして、白髪頭の小説家は問いかけます。
みなさんは、歌について考えたことがありますか。

(序 より)|


イラストレーション
宇野亜喜良

■世界劇 「眠り王」 −愛とまごころの約束− 5回目の公演
  2003/12

歌舞伎、オペラ、Butoh、ダンス、オーケストラ、和太鼓、4千人のコーラスが融合。
「世界劇」とは、言葉と、音楽と、肉体による表現を一体化させた総合舞台芸術。

 芸術総監督 : なかにし礼
 音楽監督  : 小六禮次郎
 指   揮  : 堤 俊作
 主   演  : 市川團十郎
 出   演  : 市川新之助、中村勘太郎、ほか

平成16年2月28日(土) 15:00〜  日本武道館にて
東京電力株式会社が主催・企画する「TEPCO・1万人コンサート」の、
15回目公演として行われました。

世界劇「眠り王」 
−愛とまごころの約束−

■12月25日、銀座の旭屋書店にて、「夜盗」サイン会!   2003/12

新刊 『夜盗』 (新潮社) のサイン会が行われました。

多くのご来場、ありがとうございました。

映画 「赤い月」 は、全国東宝系でロードショー   2003/12

なかにし礼の実体験をもとに、激動の時代を生き抜いた母の姿を描いた小説「赤い月」。
週刊新潮で1999年末から2000年末まで連載され、2001年5月に刊行。20万部を越えるベストセラーとなっている。
東宝による映画化は、2003年2月の中国冬季ロケからスタート。日本映画史上初となる中国東北部での一大ロケとなった。 2004年2月7日から、全国東宝系でロードショー開始。
監督:降旗康男
出演:常盤貴子(森田波子役)、伊勢谷友介(氷室啓介役)、
    香川照之(森田勇太郎役)、布袋寅泰(大杉寛治役)

映画「赤い月」オフィシャルHPはこちら

私がかずかずの歌を創ってきたのも、そしてまた小説家になったのも、
すべては『赤い月』を書きあげるためでした。
『赤い月』は私の生きてきた証です。
私の小説を原作として、ここに空前のスケールを持つ見事な映画が完成しました。
是非ともご覧になっていただきたいと想います。 |

映画「赤い月」 (東宝)

■「夜盗」単行本化決定! 発売は12月18日   2003/10

昨年夏より小説新潮に連載していたヒューマン・ミステリー小説『夜盗』が、新潮社より単行本発売決定。発刊は12月18日(木)。

港町横浜を舞台に繰り広げられる、なかにし礼初のヒューマン・ミステリー長編。

■なかにし礼、15年ぶりに作詩を行う!  2003/10

● NHK連続テレビ小説 「てるてる家族」 挿入歌
  「ブルースカイ・ブルー」 (歌:RHYTHM)
●JR東海 新幹線品川駅開業記念 キャンペーンソング 
  「AMBITIOUS JAPAN!」(歌:TOKIO)
●菅原洋一45周年記念・古希記念
  「シンガーそは歌人」

「AMBITIOUS JAPAN!」CDは10月1日発売。
「ブルースカイ・ブルー」 は10月6日放送分から流れ、CDは11月19日発売。
「シンガーそは歌人」は、10月15日発売、菅原洋一のアルバム「歌人」に収録。

■「奥さまの冒険」(梅田コマ)、脚本・演出  2003/10

コメディタッチの音楽劇「奥さまの冒険 〜わたしバカよね〜」
(なかにし礼:原作・脚本・演出)
10月2日〜28日、梅田コマ劇場で

■NHK連続テレビ小説「てるてる家族」スタート  2003/9

9月29日(月)より、NHK総合(月〜土)午前8:15〜8:30ほか放映

私の小説は大森寿美男さんの名脚本を得てNHK朝の連続テレビ小説『てるてる家族』になった。家族という宇宙がもたらす魂の結合の神秘を、あの時代の風景とともにどうぞお楽しみください。 |

■てるてる坊主の照子さん〈上・中・下〉新潮文庫より  2003/7
戦後復興期の大阪を舞台にしたホームコメディー。パン屋と喫茶店を営む照子・春男夫婦の4人の子供は、みな女の子。長女の春子はフィギュアスケートで頭角を現し、二女の夏子は芸能界へ…

成功した二人には親子の間で『魂の錬金術』というものが働いた。人間が持つ、最も神々しいものを目覚めさせることができたのです。|

■「さくら伝説」を原作にした松坂慶子写真集  2002/8

短編小説「さくら伝説」(「婦人画報」4月号に掲載)を原作に、女優松坂慶子の写 真集が刊行されることになった(出版:フォーブリック)。

桜の精の霊気に魅せられ、官能の極点を求めて死に急ぐ男と女の物語、それを原作に撮り下ろす、写真集としては初めての試み。

■舞台「てるてる坊主の照子さん」 演出  2002/8
約一年にわたる新聞連載(東京新聞、中日新聞、北海道新聞、西日本新聞)が終了し、
7月22日に発売となった新刊「てるてる坊主の照子さん」(新潮社)が、この秋舞台に。
共同演出として、なかにし礼も参加。

なかにし礼:原作・演出
出演:佐久間良子/江守徹/多岐川裕美/南野陽子/ほか
10月2日(初日)〜28日まで
帝国劇場にて


■舞台「奥様の冒険」を、脚本・演出  2002/8
カラオケで自己改革? ぼさぼさ頭に丸メガネの主婦、桜子に、一体なにが起こったのか?
「オール讀物」4月号に掲載された、小説「奥様の冒険」が舞台化。
なかにし礼が、脚本も演出も担当。

原作・脚本・演出:なかにし礼
出演:松坂慶子/山城新伍/草刈正雄/江波 杏子/ほか
11月1日(初日)〜12月28日まで
芸術座にて

■長編「夜盗」 連載開始  2002/7
「小説新潮」8月号より、新しい長編小説「夜盗」の連載開始。

定年間近の刑事にとどいた、窃盗事件の第一報から物語は始まる。
日本とアメリカが交差する港町を舞台に、これまでの作品とは趣の異なる、なかにし礼初のヒューマン・ミステリー長編。

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